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仏事相談あれこれ・その3

7、お骨上げの時に初七日を一緒にする

これは最近多くなってまいりました。9割はそうだと思います。特に葬儀の日にお骨があがるときはほとんどのおうちがそうなさいます。何故か?身内がたくさんその場に残っていてくれるので、ほぼ三日ほど後の初七日に又来てもらうのは大変だから、この際少し早いが、生きているものの都合を優先させていただいて、ということかと思います。喪主家が続いた行事で疲れているので、早めに初七日をすることによって、次の二七日までに余裕ができるから。これもあるでしょう。お坊さんが楽だから。これは何ともいえませんが、そのような場合も、そうでない場合もございます。ですからお骨上げの時に初七日を一緒にすることは間違いではないと思います。大事なことは、これからの四十九日間に何をすることが大事なのかをしっかり確認しておくことです。誰のために何をするか。亡くなった方のためでもあり、残された身内のためにも行われるのが、この四十九日のお勤めと、これから始まる仏事ではないかと思います。このことは檀那寺の院主様とよく相談して下さい。

8、四十九日間のお祀りの仕方。

 家の北側に故人の着物を吊す。                            亡くなられた方の気が、軒下に宿ると言われて、その依代(よりしろ)として、故人の着物を吊します。最近では軒下が無くなってしまったのも事実で、この風習も余り見かけなくなりました。

 居ますが如くにする。                                亡くなられた方があたかもここに居られるかのようにお祀りをする。朝と昼のお膳に代表されるように、普段の仏壇のお祀りよりも細かくお接待をしていきます。お茶が冷めたら替えてあげ、ローソクが無くなったらすぐにともしてあげというふうにしていきます。しかし、実際にはローソクは危ないですから、電気の灯籠がありますし、お香も巻き線香で長時間持つのがあります。一日中べったりお世話をすることが難しくなってきていますので、その家で工夫をされたらよいと思います。

 食事としてのお供えは、朝と昼で結構です。                      仏様の世界は夜のご飯がありませんので、朝と昼でよいのです。お昼12時を回ったらご飯等は下げていただいて結構です。

 お供えは精進が基本です。                             基本的には精進料理と決まっています。四十九日の祭壇の上だけでも守りましょう。しかし、人情として、お酒の好きだった人、小さな子供さんの仏様などには、その人を偲ぶ意味で、精進以外もお供えしたくなります。そのときは、祭壇横にでもお供えしてあげて、お下がりを家族で召し上がって下さい。

すべての家で同じ事ができるとは限りません。檀那寺の院主様やご家族とよく相談してみて下さい。

9、四十九日が三月にまたがると良くない。

月の真ん中以降に亡くなられますと、必ず三月にまたがります。それなのに「四十九日が三月にまたがると良くない。」と世間で言われています。月の後半に亡くなりますとえらい損をするようです。これはしじゅう苦しい(四十九)ことが身に付く(三月)の語呂合わせから来ているようです。何の根拠もないのですが、世間に通ってしまっています。どこのお家に行っても皆さんそう言われます。説明をして気にしなくても良いと言っても、やっぱり親戚の手前とかいうことで、気になさいます。わかりますけど、世間は皆そう言うし、・・・ということで、寺の住職の話よりも、世間の方が大事なようです。まぁ、そこで私は仲裁案を出します。それでは、親戚を集めての切り上げは三月前に行いましょう。但し家族と私は四十九日までちゃんとお祀りをいたしましょう。というふうにです。どこのお寺もそうとは限りませんが、私はそのようにして納めます。だって、四十九日まで七回のお勤めをしてもらえるはずが、五回で止まってしまうとか言うのは寂しいですし、自分が拝んでもらう仏の立場になったときのことを考えてみましょう。やっぱりいやでしょう。これもよく相談して行いたいものです。


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